ドラゴン桜(真面目に教育話)
なんてものを、普段見ないのに今日は見てみた。
ちょっと懐かしい。
受験の頃と予備校の事を思い出す。
出来の悪いと評判の高校から、東大を目指すこのドラマ。
なんだか、ほんとに懐かしく思った。
(別に私は東大生じゃあありません)
「自分はバカだから」と、長年思ってると、
その考えから自分を開放するのは、とても大変なことだ。
そして私もそう思ってたから、
自分が信頼できる先生に出会えることが、
どれほど自分の人生に影響を与えるかは、とてもよく分かる。
「自分を信じろ」と言われても、自分を信じられなくて、
まずは先生の「おまえはやればできる」の言葉を信頼した。
私は一浪してから、今の大学に入った。
予備校に行ってる間も、
高校の時の先生に、色々相談してたのを思い出す。
夏休みに、横浜の母校まで先生に会いに行って、
ファミレスで、進路相談をした。
(模試の結果持参で)
受験生は、ほんとに色々不安だ。
どんだけ勉強したら結果がでるか、
どの参考書を使ったらいいのか、
睡眠時間は何時間とればいいか、
ほんと、不安だらけだったのを思い出す。
「そんなの人それぞれだから」
そんな答えは、もっと不安が増すだけだった。
戻りたいかと言われると、戻りたくない。
でもとても貴重な時間だったと思う。
自分にとっての恩師、
今でも、あの先生に出会えてよかったと思う。
そして思い続ける。
ラグビー部顧問で、
素足にローファーで、
角刈りだった彼。
今はどうしてるだろう。
あの先生が妻子持ちじゃなかったら、
本気で惚れてたかも(笑
いや、妻子持ちでも非常識な人だったら分からないが。
また会える機会があって、
二人で話す機会があったなら、
伝えたい。
「あなたに心から感謝している」と。
出来の悪い学校にいたら、
それなりの扱いしか受けないのは、
そりゃ当たり前だ。
私もそう言われて育ったし、
今塾が増えてて、教育に力をいれる親が多いのは
考えれば当たり前だ。
考えれば、当たり前と言うのは分かる。
でも、社会に出てない私は
「それなりの扱い」がどんなものかなんて分からない。
分からなくてもいいように、
私の親は、教育に力を入れてきたのだろう。
「受験勉強なんてしたくない。私には他に夢がある」
なんてことを、思ったことはなかった。
思ってたら、なんか変わっただろうか。
高卒で社会に働いてて、
とても魅力的な人を知ってる。
高校卒業したら、やりたいことがあったと言っていた。
そしてとても楽しそうに働いてる。
何が正しいかなんて、一生分からないかもしれない。
ただ、精一杯努力することって、
どの分野でも、大切なんだと思う。
自分の魅力と、自信のためにね。